おべんとう絵本って?
用意するのは、”白い紙”、”黒サインペン”、”のり” だけ。
まずは 7枚の紙の真ん中に3センチの丸を書く
塗りつぶす
他にもいくつも丸を書いて
はりあわせて
最後にことばをつけていく
あとで描く黒い丸は
大きくても 小さくても
1個でもよいし、いっぱいでも よい
重ねてもよいし 画面からはみだしてもよい
そして偶然の丸が心の鏡となって
言葉がいっぱい降りてくる
ためしに、ちょっとつくってみませんか
今まで知らなかった「自分」が現れるんです
こどもも 大人も 何歳の人でも、男性も 女性も、どこの国の人でも できちゃう
本が完成したらグループ内で 発表したり、「デジタルブック」にしてみてはどうでしょう
作品へのコメントをいただくと 感動します
また、これを考案された絵本作家の長谷川集平さんからのメッセージをいただく企画も考えています
今、なぜ、おべんとう絵本なのか
私は ”おべんとう絵本creators” を主催している いとうゆみこです。
”絵本セラピスト”という資格を持っています。
絵本は子供の教育のためのもの、と思われる方も見えますが、大人が絵本を読むと、絵本が心の鏡となって 癒しや気づきを得られます。
今までの知識・経験・価値観で無意識に心を映し出すからです。
今、大人にこそ絵本なんです。
絵本セラピストは、「絵本でいつのまにか世界平和」を目指しています。
絵本を使えば、人種や文化を超えてつながる事ができます。
作品紹介
ねぇ、ゆみちゃんとつとむくん、
どっちがすきぃ
知子さんの感想
叫びのような 狂気のような 祈りのような 絵本
長谷川集平さんのおべんとう絵本作りワークショップを
絵本セラピスト限定で開催していて
わたしは事務局として関わっています。
昨日、最後の発表がありました。
ご都合で当日参加できなかった3名の方に
作ったおべんとう絵本を発表していただきました。
その中で、読んでいただいた1冊に
もう涙が止まらなくなってしまって。
今思い出そうとするだけで
涙が滲んでしまいます。
ご自身の介護の体験をぶつけた絵本。
もうそれは
叫びのような
狂気のような
祈りのような
絵本、でした。
つっかえつっかえ
時に絞り出すように
時に叫ぶように
読まれるその姿に
もうなんだか
「読み聞かせ」ってなんだろう?と
根源的なところに揺さぶりをかけるような
「読み」
でした。
あの絵本は、別の誰かが読んでも
あんなふうには読めない。
わたしは介護は未体験だけど
ちょっと先の未来を描かれているようで
手元に置いて
自分のために
読み返したい
と思う絵本でした。
私たち、つくってみました!
「絵が苦手な私でも、クリエーターになった気分で楽しく作れました。日常のほんの些細な心の動きも●で表現できるんです。自分の気持ちを鏡に映しているようです。」
薬剤師 八木圭子
「自分の魂に潜む秘密、
人生で経験した出来事、
心根の良し悪し、それらが作品の中に色濃く反映されると感じた。」
学生 下条和磨
「〇を黒く塗りつぶしながら、いくつも描いているうちに、だんだん昔のことを思い出して言葉がでてくるようになった女性がみえました。
表現するということは、誰かに受け止めてほしいのだと思います」
介護福祉士 進藤あやこ
「海外からきた子供たちとおべんとう絵本を作ってみました。
キャーキャー笑いながら●を描いた後、ページに母国語をつけていきました。最後に皆で声を出して読みました。
日本語教師 谷島彩花